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冬の過ごし方 ~ 大寒 冬の腎 ~

院長 仲道

1月20日から2月3日は二十四節気の「大寒」にあたり、一年でいちばん寒さが厳しくなる時期とされています。

とくに24日(火)からは強烈な寒波が襲来するようで体調を崩されないようお気をつけください。


私は10年ほど前に星の撮影にハマっていました。冬になると空気が澄んで星が綺麗に見えるので、夜な夜な山に籠り撮影に勤しんだものです。

今では寒さが身にしみて出来る限り外に出ない生活をしています。

という事でしばらくは冬の過ごし方についてお話したいと思います。

今回は「冬の腎」ということで「腎」に焦点をあててみます。





東洋医学では、冬は「腎」に変調をきたしやすいとされています。


「腎」の働きは


1.精を蔵する

 精は成長、発育、生殖に深く関わり生命活動の源となるもので

 不足すると子供では成長の遅れ、

 成人では性機能の減退、物忘れ、足腰がだるく、ころびやすくなります。


2.水を主(つかさど)る

 全身の水分の代謝を調節します。水分の収集・排泄のバランスを調節するわけです。

 排泄されるべき水分が体内で停滞するとむくみとなることもあります。

 腎の変調により膀胱が正しく働かなくなり尿がでない、

 逆に頻尿になる、失禁するといった症状が出る事があります。


3.気を納(おさ)める

 肺が吸い込んだ気を腎におさめる働きです。

 納気できないと、肺が吸入した気が腎に下がらないため

 息切れ、呼吸困難といった症状があらわれます。


腎を強くする代表的な食べ物は

木の実(松の実、桑の実、クコの実、くるみなど )

黒い食べ物(黒ごま、黒糖、黒豆、黒米、海藻類、黒きくらげ)

粘りや渋みのあるもの(山芋、もち米、蓮の実、銀杏、牡蠣)

温性のもの(ラム肉、牛肉、鶏肉、エビ、生姜、シナモン、ニラなど)

鹹味(かんみ)塩辛いもの(海苔、昆布、その他の海草類、なまこ)

ただし鹹味は摂り過ぎに要注意です。

体を温める作用の強い生姜、人参、にんにく、にら、ねぎ、かぼちゃ

などを合わせるとさらに効果的です。


毎日の食事に取り入れてこの時期を乗り越えましょう!

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