はじめまして。はりきゅうＹｕｒｉｎ院長の仲道俊昭(なかみちとしあき)と申します。

私の鍼灸との出会いは中学生の頃、野球部だった私は腰を痛めて学校の近くにあった鍼灸院に通っていました。鍼のずーんと響く感じに驚いた事を良く覚えています。
治療に通っているうちにいつか自分も困っている人達の助けになれたらいいなという思いが芽生えていました。

そんな少年時代の思いの一方、時が経って社会に出る頃には、広告代理店の営業やシステムエンジニアとして毎日必死に働き、所謂”モーレツサラリーマン”として忙しく日々を過ごしていきました。
そうやって毎日を振り返ることなく忙しく働き続けていた時、両親を亡くしたんですね。これが自分にとっては思っていた以上に相当堪えて。そこから、自分の人生というのはなんだったのか？と毎日自分の人生を振り返りました。それまでは、ただただ忙しく働いて過ごす人生でしたので、苦しみも伴う作業でしたが…
そうして徹底的に見つめ直していく中で、あの中学生の頃から４０年近く経って、身体が思うようにならないことで困っている人の助けになりたい、という損得勘定する前の素直な思いが蘇り、”ああ、これだったのか”とものすごく腹落ちしたんですね。そのまま鍼灸師を志し鍼灸学校に入学しました。

それから学生として再スタートをして勉強を続けていた鍼灸学校2年の時、通学で駅の階段を登るとやけに息が切れるなと思うようになりました。サラリーマン時代なら年齢のせいだと思った事でしょう。
まかりなりにも鍼灸学生ですから脈を診てみると80回程度だったはずの脈拍数が120回近くになっていました。これは只事では無いと大学病院を受診したところ即入院となりました。

病名は心不全。それって病名なの？死因じゃなくて？と混乱しつつ、心臓の血管の狭くなっていた3箇所にステントを入れて頂きました。経過が不安だったので学校は１年間休学しましたが、復学してブランク分も必死に勉強し、無事に鍼灸免許を取得しました。
年齢のせいと思い込んでそのまま放置していたらそのうち突然死していたかもしれないと思うとぞっとします。

神様が世の為人の為に尽くすのであればという条件付きで命を永らえさせてくれたのかもしれない…と感じ、改めて、自分の命を、治療を通して皆さまのお役に立てる決心が強くなりました。

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東洋医学には「治未病（ちみびょう）」という考え方があります。「未（いま）だ病（や）まざるを治（ち）す」とも読みます。
「未病」とは「病気ではないがなんとなく調子が悪い状態」「健康な状態から病気に向かう状態」を意味します。
日本未病学会では「自覚症状は無いが検査では異常がある状態」と「自覚症状はあるが検査では異常がない状態」を合わせて「未病」としています。「病気になる前に治す」ことは超少子高齢化社会を迎えるにあたり重要な考え方になると思っています。

「首、肩、腰が痛い」「なんとなく調子が悪い」「薬を飲んでいるけど改善しない」
お悩みは人それぞれ、原因も人それぞれです。どんな些細な事でも気軽にご相談ください。

一人でも多くの方に鍼灸治療という選択肢を暮らしの中に取り入れていただき、
「より良い身体」「より良い暮らし」「より良い社会」を実現するために、微力ながら尽力させていただく所存です。